2Dオンラインお知らせ

令和3年度『アニメーションブートキャンプ2Dオンライン』(終了しました)

概要

令和3年度 文化庁アニメーション人材育成調査研究事業
あにめのたね2022 presents

アニメーションブートキャンプ2Dオンライン

一生もののワークショップ体験!
今年もオンライン開催!

 

「アニメーションブートキャンプ」は第一線で活躍するアニメーターや監督のもとで、アニメーションを学ぶワークショップです。2Dと3D双方に共通する、アニメーション表現者の核となる「伝わる表現」を学びます。アニメーターを本気で目指している方のご応募をお待ちしています!

「アニメーションブートキャンプ」とは?

「アニメーションブートキャンプ」は、文化庁によるメディア芸術の振興を目的とした委託事業の一つとして平成24年(2012年)から産学協同で行われているワークショップです。その理念は、「表現者として自己開発できる人材を育てること」。小手先の技術や知識ではなく、アニメーターとして成長していく上で必要な基本姿勢を、課題制作を通じて学びます。

ワークショップ概要

日程: 令和3年10月9日(土)・17日(日)

  • * 2日間のプログラムです。
  • * 両日とも10:00〜16:00を予定しています。
会場: Zoomによるオンライン開催

  • * チャットツールのSlackも併用予定です。
講師:
  • 稲村 武志(アニメーター/株式会社スタジオポノック)
  • 押山 清高(アニメーター・アニメーション監督/株式会社ドリアン)
  • 後藤 隆幸(アニメーター・キャラクターデザイナー/株式会社プロダクション・アイジー)※9/26変更・追記
  • 高橋 賢(アニメーター・アクションディレクター・アニメーション監督)
  • 富沢 信雄(アニメーション監督/株式会社テレコム・アニメーションフィルム)
  • 渡辺 敦子(アニメーター・キャラクターデザイナー・漫画家)
    • * 敬称略50音順
    • * 講師のプロフィールはページ下部をご覧ください。
対象者:
  • ・ アニメーション制作に興味のある高校生以上の方(社会人のご応募も可能です)。
  • ・ 日本語でのコミュニケーションが可能な方。
  • ・ ワークショップに終日、参加可能な方(2日間とも10:00〜16:00を予定)
  • ・ 日本国内に在住している方。
  • ・ 募集要項記載の個人情報取り扱い方針および注意事項をご確認の上、同意いただける方。
募集人数: 15名程度

  • * 応募者多数の場合は、応募課題をもとに参加者の選考を行います。
  • * 応募内容に不備があった場合は、参加をお断りする場合があります。
受講料: 無料
参加のために必要なソフトウェア:
  • ・ アニメーション制作が可能な2Dソフトウェア
    • * 例:Clipstudio、FireAlpaca(フリー)、Krita(フリー)、TVPaintなど。
    • * 普段、使い慣れているソフトウェアをお使いください。
    • * デジタル作画が初めての方は、参加者専用ページ内のKritaまたはFireAlpacaのビデオ教材で事前に学習してください。
  • ・ オンライン会議ソフトウェアZoom
  • ・ チャットソフトウェアSlack
    • * Slackの使用方法はワークショップ初日にご説明します。
参加のために必要な機材環境:
  • ・2DソフトウェアとZoomの併用でも、安定して使用可能な性能を持つパソコンやタブレット(iPadも可)。
    • *スマートフォンによる参加は不可。
    • *2Dソフトウェア用にペンタブレットか液晶ペンタブレットが必要。
    • *Zoom用にWebカメラ(本体内蔵カメラも可)が必要。
  • ・ Zoomを安定して使用可能なインターネット接続環境
応募方法:
応募締め切り: 令和3年9月27日(月)18:00

  • * 応募者多数の場合、申込時にご提出いただく課題による選考があります。
  • * 応募書類が要件を満たさない・参加者が要件を満たさない場合には参加をお断りすることがあります。

講師プロフィール

  • 稲村 武志(アニメーター/株式会社スタジオポノック)

    シンエイ動画株式会社に入社し、動画・動画チェックを担当後、1991年株式会社スタジオジブリ入社。その後数々のジブリ作品で原画を手掛け、フリーを経て、2017年株式会社スタジオポノックに入社。

    【主な参加作品】
    『千と千尋の神隠し』(2001、原画)
    『猫の恩返し』(2002、作画監督補)
    『ハウルの動く城』(2004、作画監督)
    『ゲド戦記』(2006、作画監督)
    『崖の上のポニョ』(2008、作画監督補)
    『コクリコ坂から』(2011、作画監督)
    『風立ちぬ』(2013、原画)
    『思い出のマーニー』(2014、作画監督補)
    『バケモノの子』(2015、原画)
    『君の名は。』(2016、原画)
    『メアリと魔女の花』(2017、作画監督)
    『竜とそばかすの姫』(2021、原画)
    など

  • 押山 清高(アニメーター・アニメーション監督/株式会社ドリアン)

    アニメーション制作を中心に、「スタジオドリアン添削室」にて「伝わる絵」をテーマにウェブ作画添削、会員制インターネットコミュニティ「アトリエドリアン」を運営する。著書に『作画添削教室 神技作画シリーズ』『押山式作画術 神技作画シリーズ』がある。

    【主な参加作品】
    『電脳コイル』(2007、作画監督、原画)
    『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』(2009、原画)
    『借りぐらしのアリエッティ』(2010、原画))
    『鋼の錬金術師 嘆きの丘(ミロス)の聖なる星』(2011、アニメーションディレクター、原画)
    『風立ちぬ』(2013、原画)
    『スペース☆ダンディ シーズン 2』(2014、脚本、絵コンテ、演出、作画監督、原画)
    『フリップフラッパーズ』(2016、監督、脚本、絵コンテ、原画)
    『DEVILMAN crybaby』(2018、デビルデザイン、絵コンテ、演出、作画監督、原画)
    『SHISHIGARI』(2019、原作、監督、脚本、アニメーション)
    『デカダンス』(2020、サイボーグデザイン)
    『ドラえもん のび太の新恐竜』(2020、演出、原画)
    『MAKE MY DAY』(メカデザイン)
    『チェンソーマン』(悪魔デザイン)
    など

  • 後藤 隆幸(アニメーター・キャラクターデザイナー/株式会社プロダクション・アイジー)

    プロダクション・アイジー所属。アニメーターとして東映動画株式会社や株式会社タツノコプロの作品に参加。1988年、『赤い光弾ジリオン』終了後にタツノコ制作分室の石川光久とともに有限会社アイジータツノコ(現・プロダクション・アイジー)を設立。

    【主な参加作品】
    『Gu-Guガンモ』(1983、作画監督・原画)
    『赤い光弾ジリオン』(1987、キャラクターデザイン・作画監督)
    『ぼくの地球を守ってPlease Save My Earth』(1993、キャラクターデザイン・総作画監督)
    『HUNTER×HUNTER』(1999、キャラクターデザイン・作画監督)
    『攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX』(2002、作画監督)
    『攻殻機動隊S.A.C. 2nd GIG』(2004、キャラクターデザイン・作画監督)
    『攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX Solid State Society』(2006、キャラクターデザイン・総作画監督)
    『獣の奏者エリン』(2009、キャラクターデザイン・総作画監督)
    『黒子のバスケ』(2012、総作画監督)
    『銀河英雄伝説 Die Neue These』(2018〜、総作画監督)
    など

  • 高橋 賢(アニメーター・アクションディレクター・アニメーション監督)

    スタジオリバティから株式会社シルバーリンクを経て、現在フリー。

    【主な参加作品】
    『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』シリーズ(2013、アクションディレクター・アクション作画監督)
    『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!』(2016、監督(共同))
    『遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』(2016、原画)
    『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 雪下の誓い』(2017、アクション監督・絵コンテ・演出・原画)
    『Fate/stay night [Heaven’s Feel]』Ⅱ.lost butterfly(2019、原画)
    『高校星歌劇スタミュ』(2016、2017、2019、ミュージカルシーン絵コンテ・演出)
    『Butlers~千年百年物語~』(2018、監督・アクセサリーデザイン案)
    『グランブルーファンタジー・Happy New Genesis』MV(2019、監督・絵コンテ・演出)
    『鬼滅の刃』(2019、演出)
    『メイドインアビス―深き魂の黎明ー』(2020、演出・原画)
    『Fate/stay night [Heaven’s Feel]Ⅲ.spring song(2020、演出・原画)
    『呪術廻戦』(2021、絵コンテ・演出・原画)
    『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ Licht 名前の無い少女』(2021、副監督・絵コンテ・演出・エフェクト作監・3Dモーション監修)
    など

  • 富沢 信雄(アニメーション監督/株式会社テレコム・アニメーションフィルム)

    株式会社テレコム・アニメーションフィルム所属のアニメーション監督。アニメーターとして『ルパン三世カリオストロの城』『未来少年コナン』などに参加。『名探偵ホームズ』では演出・絵コンテとして参加。

    【主な参加作品】
    ルパン三世カリオストロの城』(1979、原画)
    『未来少年コナン』(1978、原画)
    『NEMOニモ』(1989、アニメーションディレクター)
    『無敵看板娘』(2006)、監督)
    『二十面相の娘』(2008、監督)
    『ひめチェン!おとぎちっくアイドル リルぷりっ』(2010、演出・助監督)
    『ルパン三世 PART4』(2015、絵コンテ・演出)
    『ルパン三世 PART5』(2018、絵コンテ・演出)
    『つくもがみ貸します』(2018、絵コンテ・演出)
    など

  • 渡辺 敦子(アニメーター・キャラクターデザイナー・漫画家)

    2003年株式会社スタジオ・ライブ入社。TVシリーズアニメーションのキャラクターデザイン、総作画監督を多数務める。2014年フリーランスとして独立。イラストや漫画など、活躍の場を広げる。

    【主な参加作品】
    『戦場のヴァルキュリア』(2009、キャラクターデザイン、総作画監督)
    『GA 芸術科アートデザインクラス』(2009、キャラクターデザイン、作画監督、原画)
    『ひめチェン!おとぎちっくアイドル リルぷりっ』(2010、キャラクターデザイン、総作画監督)
    『えびてん 公立海老栖川高校天悶部』(2012、キャラクターデザイン、総作画監督)
    『東京レイヴンズ』(2013、キャラクターデザイン、総作画監督)
    『ハナヤマタ』(2014、キャラクターデザイン、総作画監督)
    『ヘヴィーオブジェクト』(2015、アニメーションキャラクターデザイン)
    『渡辺敦子 イラストワークス トレジャーボックス』(2015、画集)
    『ピアシェ〜私のイタリアン〜』(2017、漫画原作、アニメキャラクターデザイン、作画監督)
    『東京アニメアワードフェスティバル2021』(2021、メインビジュアル制作)
    など

参加までの流れ

応募課題

課題①「持ち上げる」

参加者専用ページ内の『課題説明ビデオ』を視聴し、「男の子が、地面にある鉄の塊(10kg)を持ち上げて立つ」アニメーションを作成してください。  

 

*動きの中にあるポーズを出来るだけたくさん見つけて描いて下さい。
*最低4ポーズ以上見つけて、それをアニメーションにして下さい。  

 

<提出形式>
・MP4ムービー(H264)推奨。アニメーションGIFも可。
・解像度:1280×720 ・データサイズは10MB以内におさめること。 

<提出方法>
・参加者専用ページの応募フォーム内でデータをアップロードしてください。

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課題②「全身自画像」

自分らしさを表した、ご自身の全身の自画像を描いてください。  

 

*縦横比率3:2程度を目安とした、縦長の矩形で描いてください。  

 

<提出形式>
・JPEGまたはPNG ・データサイズは5MB以内におさめること。  

<提出方法>
・参加者専用ページの応募フォーム内でデータをアップロードしてください。

参加者の声

  • ◎テクニックではなく、自分で考えさせて実際に描いてみて自分で気づくというプロセスの中に講師の方々の指導があったので、非常に学習効果が高かったと思います。また講義ではプロの方が何を考えて作っているのかを具体例を交えて説明いただいたことも非常に勉強になりました(専門学校生)
  •  
  • ◎第一線で活躍している人たちに直接教わるということは単に技術を教わる以上の意味がありました。そうした人たちの仕事に対する姿勢や言葉で表すことが難しい雰囲気を感じられたことが大きかったです。(その他) 
  •  
  • ◎「人に伝える」という事をもっと考えなければならないと感じました。自分の描いたイメージが相手に伝わっているか、ひとりよがりになっていないか、実際に作ったものが見る人にちゃんと伝わっているのか、それらをより意識して取り組むことが大事だと実感しました。(その他)  
  •  
  • ◎私たちのやりかたも、講師の先生方のやりかたも、なにが正解ということではなくて、やりやすいように、という考え方のおかげでちゃんと自分で考えることができるようになりました。(大学生)   
  •  
  • ◎アニメーターになりたいと思って専門学校に行き、ブートキャンプにも応募しました。知識がほとんどなかったのですが、ブートキャンプに参加したことでこういう仕事がしたい!もっと絵を描いて上手くなりたい!という決意や意識がとても高まったし、本当に楽しかったです。(その他)  
  •  
  • ◎お世辞にもアニメーションや絵が上手いとは言えない私がこの2日間で見違えるほど自分が作ったものとは思えないほど動いていると感じるアニメーションが作れたことがとても嬉しかったし新鮮でした。今まで自分が作ってきた作品はどれも腑に落ちない、よくないものばかりだったので今回先生に教えていただきながらアニメーションを制作できたのはとてもいい経験になりました。満足の出来とはいきません、まだまだですが個人制作や学校の課題でもアニメーションから逃げずにちゃんと向き合って制作する覚悟ができました。いろんなきっかけになったと思います(大学生)

実施体制

ディレクター

竹内 孝次(アニメーションプロデューサー、東京アニメアワードフェスティバル フェスティバルディレクター)

布山 タルト(東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻 教授)

プロデューサー

岡本 美津子(東京藝術大学大学院 映像研究科アニメーション専攻 教授)

マネージャー

面髙 さやか(東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻 助教)

アシスタントディレクター/マネージャー

伊藤 圭吾 / 端地 美鈴

主催

文化庁 令和3年度アニメーション人材育成調査研究事業

受託者

一般社団法人日本動画協会

ワークショップ企画運営

一般社団法人日本アニメーション教育ネットワーク(JENA)

 

お問合わせ

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